真岡鐵道に乗る(益子陶器市)

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 GWの一日。上越線を走る「SLみなかみ」を追っ掛け撮影するか、さんざん悩んだ末に益子方面への旅を選んだ。春と秋に開催される陶器市を探訪するのが目的。下館からは真岡鐵道の利用となるため、この区間を走るSLを撮影することも出来る。新宿から湘南新宿ライン快速の宇都宮行きに乗車、小山で水戸線に乗り換えて下館着。陶器市もあるし、連休とあって覚悟していたが相当の混雑ぶり。真岡鐵道のホームは鈴生りで溢れんばかりだが、行列はSLの乗客だった。普通列車は満員ながらどうにか乗り込めた。


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 真岡鐵道は初めてだし、撮影地について事前に関連サイトをチェックしてはみたものの、実際に現場を踏まないと簡単には決められない。一応、寺内〜真岡間で茂木行きのSLを撮ってから益子の陶器市を覗いてみて、帰りは北真岡〜真岡間の水田とかで撮りたいと考えていた。しかし久下田駅に停車中、前方の踏切あたりで菜の花を絡めて撮れそうだし、その先の跨線橋から俯瞰でも撮れるかも知れないと判断、ここで下車。件の踏切には先着の撮り鉄の人がいたが、断って仲間に入れてもらった。菜の花とポピーが画面に入りそうだ。跨線橋にも行ってみたかったが、SLの到着時間が迫っていたので諦めた。SLが来た。久下田はSLの停車駅なので、発車直後は盛大な煙を吐いてくれた。あとで画像を調べると、野鳥が苦しげに煙の中を飛んでいて大笑い。
 有田の陶器市にも出掛けたことがあり、本来は有田焼の繊細な感じが好きだ。しかし普段使いには益子焼の素朴さも捨て難い。現に使っている茶碗も湯呑みも益子焼だ。今回は茶碗が欲しいと思っていたが、益子駅前から城内坂へ向かう路沿いの各店の品々を見ているうちに蕎麦猪口も欲しくなってしまった。猪口を買えばついでに汁入れもという流れになってしまう。あれもこれもとなると大変だからいい加減で切り上げた。専ら撮影に徹するということで。
 往路の西田井駅を過ぎたあたりに蓮華畑があって、帰りにここで撮るかとも心が揺れた。しかし、益子駅近くに水田があって、まだ田植え前で水鏡になりそうなポイントがあった。背景も山でいい感じだ。駅から徒歩で20分位で現場近く迄行ったが、川の反対に渡れず大幅に迂回を強いられ更に30分は歩かされた。その甲斐あって、小さな鉄橋を列車が渡るシーンを水鏡で撮れた。残念ながら煙が少なかった。白煙は吐いているのだが反対側に流れてしまっていた。これはSLを撮る上で難しい点だ。次に来る下りの普通列車を撮って埋め合わせにした。真岡鐵道の美点は架線がないことだ。これは磐越西線でもそうだったが、架線柱がないこともあって構図的に自由が利く。水田を行く単行というのも味があるものだ。

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