大井川鐵道

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 紅葉を追いかける旅の終盤を飾るのは大井川鐵道。去年から狙っていたが、果たせずにいた。金谷までがなにしろ遠い。無理なく旅程を果たすには寸又峡あたりに宿泊するのが一番いいが、今回は日帰りということで。日曜日、東京駅から7時03分発の岡山行き「ひかり461号」に乗車。静岡で新幹線から浜松行きのローカル線に乗り換え、8時49分金谷着。並行する大井川鐵道金谷駅で購入した切符は懐かしい硬券。入線中の千頭行き普通列車に乗車。車両は南海電気鉄道から移籍したモハ21000形。歴戦の勇士然としたその佇まいに魅せられた。


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 この日は雲が垂れ込め午後から雨予報が出ている。そのせいか日曜とはいえ乗客は多くはなく、比較的自由に席を確保出来た。シートは古い転換クロスシート。大井川鐵道は金谷から千頭迄の区間を走るSLと千頭から井川迄の区間を走るトロッコ列車が有名だが、今回は紅葉シーズンということで井川線を攻めることに。 日帰りではSLと両方は無理だ。事前の調査で奥大井湖上駅を俯瞰撮影することと、次の接岨峡温泉から歩いて40分のビューポイントから深い渓谷を渡る鉄橋とトロッコ列車を撮影するプランを固めていた。大井川鐵道本線も日切、五和と進むにつれ、ローカル鉄道ならではの風情を増してきた。沿線は茶畑が多い。茶畑に銀杏の葉が散乱しはっとするようなコントラストのシーンも。チョコレートケーキに粉糖をふり撒いたイメージ?
 千頭からはトロッコ列車に乗り換える。黒部峡谷鉄道の車両よりも大型だ。渓谷は紅葉に染まっていた。若干くすんで見えるのは時期が少し行き過ぎているのかも知れない。温度差とかでも紅葉の鮮やかさは変わってくるらしいが。井川線のメインイベントは、何といってもアプトいちしろ駅でのアプト式機関車の連結と、長島ダム駅までのアプト区間の乗車体験。最後部に連結された機関車がラックレールを噛んで傾斜を登っていくが、90パーミル(1000M行って90Mの高低差)という日本一の急勾配だ。ダムと同じ高さまで登ると車掌が急勾配区間を振り返るようにアナウンスしてくれた。確かに目に見えて傾いている。長島ダム湖に架かる「奥大井レインボーブリッジ」の中間点にある奥大井湖上駅を過ぎ、次の接岨峡温泉駅で下車。尾盛駅と閑蔵駅間に架かる関の沢橋梁のビューポイントを目指す。ところが駅で乗客の対応など委託されている男性から聞いた話では、土砂崩れで現場までは行けないという。ちょっとショック。前もって知っていれば、井川までの全線に乗車して関の沢橋梁上での1分停車の間に撮影も出来たのだが。仕方なく、次の撮影目的である奥大井湖上駅まで戻るが、県道をそのまま戻っても時間が余りそうなので、駅間に設定されているハイキングコースを歩いてみた。吊り橋を幾つも渡る。接岨大吊橋経由で県道388号に出て、不動トンネル出口付近の遊歩道にあるビューポイントに辿り着く。ここから眺める景色はまさに大パノラマといえる。湖と橋梁、駅を一望する大俯瞰図だ。遠く周辺の山をも眺めることが出来る。ちょっと絶景というしかない。その景色を眺めながら昼食を摂って、やって来た下りのトロッコ列車を撮影。これを撮れただけで満腹?というか、目的達成の充実感に浸ってしまった。

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