秩父鉄道(SLを撮る)

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 「伊能図」というのがある。江戸時代、伊能忠敬が全国津々浦々を測量して歩き、初めて日本全図を完成させた。その成果は幕府に納められ、後に皇室の所有となったのだが、原図は皇居の火事で焼失。原図に対して種々の複製図があったようで、それらを基に復元完成されたのが「伊能図」で、原本にほぼ近いと考えられている。その復元伊能図が、伊能忠敬日本測量開始210周年記念ということで、全国を巡回して展示されている。11月6日から8日まではさいたま市与野体育館が会場。これに行かないかとの誘いを受けて、8日新宿駅から埼京線に乗った。最寄り駅は与野本町。ここから5分ほどで体育館に着いた。500円の入場料を支払って入場。順路に沿って2階から眺めると一大壮観。


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 1階に降りて間近に眺めると、馴染みの土地に当時の名前(例えば生麦村とか)が記されたりしていて感無量。暫くは酔ったように佇んだ。
 与野本町から大宮はすぐだ。せっかくここまで来たのだから、鉄道博物館に寄るという考えもあったが、いっそ熊谷まで足を伸ばして、秩父鉄道に乗ってみようというのが前日に浮かんだプラン。秩父鉄道を走るSLパレオエクスプレスを撮ってみたい。羽生から三峰口行きの下りは無理だが、上りは長瀞を15時12分だから十分狙えそうだ。熊谷からは13時06分発寄居駅行きに乗車。かつて京浜東北線で使用された青い車両だ。これは懐かしい。運転士が女性というのも珍しい。ひろせ野鳥の森駅からは荒川土手沿いを走る。土手には桜並木が連なっており、開花の季節の美しさはさぞやと思われた。寄居での待ち時間に立ち食い蕎麦のコーナーで味噌おでんを。やって来た三峰口行きに乗車。長瀞を過ぎて、上長瀞駅で下車。親鼻駅との間に架かる荒川橋梁が撮影ポイント。駅から橋への道を歩いて行く。一応紅葉はしているのだが、波久礼〜樋口間の絶景には及ばないのが残念だ。雑誌記事などを参考にしているのだが、紅葉ばかりは行ってみないと分からない。この附近は長瀞ライン下りで有名な所。その発着所辺りで撮影ポイントを探る。橋梁から近接した地点から普通列車を撮影。近すぎて、紅葉の山が背景に入らないようだ。川の対岸にも見上げた視点で狙う鉄ちゃんが複数。そちらへ行こうかとも迷うが、結局親鼻橋の向こうの川原に下りて望遠で狙うことに。先着の人が二人。いずれも三脚に機材が満載。50-200mmで手持ちでいこうというのはいい度胸かも。高速シャッターと手振れ補正が頼りだ。通過時間を誤算、いきなり3時過ぎにやって来たSLに大慌てで撮影。どうにか間に合った。しかし構図はイマイチ。先着の人はすぐに撤収。これから追っかけらしい。こちらは場所を変えて次々やって来る普通列車や石灰石運搬の貨物列車を撮影。上長瀞駅に戻るのに川沿いの裏道を歩いた。橋梁の反対側に川原に下りる道を発見。カヤックの人らが利用する小径だが、ここから狙う構図が素晴らしい。午後は逆光になるが、見上げた形でダイナミックな撮り方もアリかと。うーむ、せっかく紅葉の季節だからと順光で狙ったのだがなぁ。
 上長瀞には天然氷を使ったかき氷を食べさせる店がある。その有名な阿左美冷蔵金崎本店に寄って休憩。行列は覚悟していたが、もう4時を回っているので程なく席に案内された。黒みつを頼むと山盛りの氷と練乳が付いて来た。この日は気温が高かったし、歩き回っているので美味。帰りは西武線直通の池袋行き快速急行に間に合い、18時台に新宿着。

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