E-P1で花火を撮る(市川市民納涼花火大会)

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 夏といえば、花火だ。夏らしくない夏とはいえ、被写体としてこれだけは欠かせない。8月に入ったばかりの土曜日。この日は花火大会が集中する日。思いつくだけでも神奈川新聞や小田原酒匂川の花火。大きい大会では板橋とか市川。その他ローカルな君津や横須賀、山中湖や相模湖などなど。その中で選んだのは、さがみ湖湖上祭。補欠?として酒匂川。いずれも5000発規模だが、少し田舎で観賞しやすいだろうという判断から。みなと祭の場所取りも困難な混雑ぶりや、隅田川の橋の上から撮影が難しいほど歩かされる体験を何年もしてきて、ホントに愛想がつきた。隅田は観るだけなら、まあ愉しく観れなくもない。しかし橋の上で目線にはロープが張ってあったりネットがあったりで、写真にするにはちょっとなぁ。欄干側の特等席の職業カメラマンには到底敵わない。そこからは障害物なしに川面を通る屋形船やら何やらを画面の隅に入れながら、尺玉の花火を遠慮なくモノすることが出来るのだ。マスコミの特権というわけで。
 今回、メインの機材はE-3と決めていたが、せっかくE-P1を購入したことであるからその実写テストという動機もプラス。さらに動画で花火を撮ってみようとも思う。であるなら、三脚2台ということになるがこれは流石にまずい。重いし、足に引っ掛けたりとろくなことはない。そこで鉄ちゃん御用達のSLIK MULTI ARM導入という運びに。花火以外に、本来の?目的である鉄道写真にも使える。


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 中野のフジヤカメラ(用品館)で件の製品を購入。その足で相模湖に向かう予定だったが。中央特快で高尾まで行って、その先という交通のよさだが、西の空が異様に暗くいやな雲が出ている。うーん、ロケーションは最高なんだがなぁ。湖面に花火が映り込んで、魅力も倍増。1キロに及ぶナイアガラも観てみたい。可能性の問題だが、行って雨ならどうしようもない。直前の天気チェックで山ひとつ越えた甲府地方に雨の予報が出ていたことも心を挫いた。では、酒匂川?南の方向も悪くはないが、東の空は明るくて全く問題ないようだ。市川にするか。全然調べてなくて、降車駅がJR市川駅であることくらいしか知らない。撮影ポイントなど見当もつかない。しかも、人出は多いのだ(昨年実績139万人)。隅田川をも凌ぐ。結局、空の明るさに負けて市川の花火を撮ることにした。中野から快速に乗車、お茶の水で総武線に乗り換え錦糸町、新小岩と過ぎる。車内は浴衣姿のカップルやらで大混雑。市川で降りる予定だったが小岩でかなりの男女が下車。停車時間もあったので、少し悩んで小岩で降りることに。まあ、他人の後についていけば何とかなるかと。ただ、このルートは長かった。商店街を通り抜け、住宅街に入っても延々と歩かされる。おおい、いつまで歩くんだよと胸中は不安がもたげて来るほど。30分は歩いたと思う。やっと河べりの開けた空間に出て一安心。江戸川の河川敷は広大。土手の斜面は多数の観客がいるものの、かなり空いている。余裕で撮影地点を選ぶことが出来た。いや、この開放感は今迄味わったことがなかったなぁ。場所取りで窮屈な思いをするのが普通だったので、ちょっと驚いた。
 さっそく三脚にMULTI ARMをセット。カメラを載せて、E-3にケーブル・レリーズを接続。E-P1も載せた。なかなかいい感じ。撮り鉄のシーンなら、あとはシンクロ・コードの出番だけれど。江戸川に架かる鉄橋を撮ってみた。花火が上がるのはその反対側。19:15過ぎ、いよいよ花火が上がり始めた。大会プログラムもないが20:30の終了まで14,000発を打ち上げる。E-P1は初めシーンモードから花火を選択。その設定に任せて撮ってみた。単発の花火には有効。照度が激しく上がる、仕掛け花火と打ち上げとのコンビネーションではマニュアルにするしかない。これはE-3のbulbとレリーズで対応。それぞれ操作するので忙しいが、メディアへの書き込み時間はロスなので、その時間に別のカメラで撮れるのは大きなメリット。河川敷は風の通りもよく、肌寒いくらい。動画を撮ったりして遊んでいるうち、あっという間に予定時間が終了。次回はもうちょっと余裕をもって。たこ焼きを味わったり、花火を観ながらビールを飲んだりしてみたい(いつもつい真剣になってしまうので)。

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