尾瀬沼周遊(リピーターになる)

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 昨年体験した高層湿原の素晴らしさが忘れられず、リピーターとなって今年も尾瀬を訪れた。前回は鳩待峠から入山、尾瀬ケ原を歩いた。今回は趣向を変えて、福島県側の沼山峠から入り、尾瀬沼を周遊する計画だ。東電小屋あたりに泊まって三条の滝を見る行程も考えたが(尾瀬の夜空も観てみたい)、今回は諦めて大清水に出る日帰りの予定。交通機関も夜行バスから東武鉄道の尾瀬夜行23:55利用に変更。これは高速道路1,000円の影響で東京に戻る時間帯、大渋滞が予想されたから。高速でカンヅメになるのだけは勘弁して欲しい。浅草からの東武鉄道の旅も経験してみたかったし、新藤原からの野岩鉄道にも興味があった。


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 東武浅草駅2階の改札前はザックを背負った男女で賑わっていた。入線中の尾瀬夜行特急は6両編成で全席指定、定員396名。最後部が女性専用車両。6~10月の金曜日出発で、土曜にも出るのは連休前の3回のみ。7月は18日の設定しかない。乗客には持ち帰り自由のスリッパが用意される他、ブランケットが貸与される。車両は300系でちょっと旧いのが難点といえる。これから寝ていこうというのにリクライニングもないのだから。北千住、新越谷、春日部と停車する区間はとろとろ走る特急だったが、春日部を過ぎるとモーターが唸ってガンガン飛ばし始めた。途中、鬼怒川温泉などもある景勝地だから昼間に眺めると愉しいだろう。新藤原からは野岩鉄道の乗務員が乗車。うつらうつらしながら3:18会津高原尾瀬口駅着。終着のアナウンスもなく、照明も落としたまま停車しているので当惑したが、これは寝ている乗客のための配慮と解釈。4:20沼山峠行きの会津バスに連絡。ここから沼山峠までは御池、檜枝岐経由で110分。空模様が怪しかったが、果たしてぽつり、ぽつりバスの窓ガラスに雨粒が当り出した。天気予報では12時過ぎから雨とのことだったので早目の行動をすれば何とか、と思っていたが。沼山峠休憩所で朝食をとる頃には本降りになってしまった。気温も下がって、ちょっと震えながら暖かい缶コーヒーを求め、持参の「まい泉」のカツサンドを流し込んだ。食事もそこそこに上下カッパをつけ、ザックにはレインカバーをセット。6時半、覚悟を決めて歩き始めた。雨も経験と思うしかない。まあ、雨なら雨なりに撮りようもあるのかな。カメラはE-1だ。降水確率が80%以上と高かったので。防塵防滴性能には絶対の信頼がある。何年か前のF1日本GPにオリンパスユーザーが抽選で招待されたのだが、予選中に本降りになって各社のカメラマンが撤収する中、オリンパスのブースでE-1を構えた一団のみが「何か問題でも?」というかのようにシャッターを切り続けたという逸話があるほど。同じく防滴のE-3でもいいし、性能では上回っているが、登山では軽いのも重要なファクターなので。レンズ(14-54 F2.8-3.5)も同じく防滴仕様。今回、一脚も持って来たのだが、これほど役に立つとは思わなかった。木道も濡れて滑るのでステッキ代わりに大活躍(笑)。沼山峠からの入山は易しいといわれる。最初にちょっと上りが続くが、そんなに長くはなくきつくもない。20分程で沼山峠展望台に到着。あとは沼に向かって下るばかりだ。アザミや何かを撮りつつ沼田街道を進めば、森林を抜けて大江湿原の展望が広がった。思い入れが深かったニッコウキスゲと御対面。少し盛りを過ぎているようで萎れた花弁も目に付いたが、念願がかなって嬉しい。湿原の中心部に達した頃から雨が上がり日が射し始めた。やがて青空が顔を覗かせるほどに。有り難いことだ。やはり、湿原と青空は絵になる。ここで用意して来たQTVR用の雲台を一脚に装着。一応VRを撮ってみた。しかし、木道は狭いし脇道に逸れてちょっと面積の広い箇所で撮ったのだが人の往来があり、気を遣いながらなので結果については自信がない(近日掲載予定)。分岐を右に折れ、尾瀬沼の北岸コースを辿る。尾瀬ケ原と違って樹林の中を進むことが多いが、沼を一望する視界が得られる地点は撮影ポイントだし美しい。沼尻平で休憩したかったが、一律200円の有料トイレに辟易して退散。小沼湿原、曲り田代と南岸コースを進むが路は泥濘化し、カッパは既に脱いでしまっているしスパッツを着けてなかったのでボトムスが泥だらけだ。ステッキ代わりの一脚なしでは危ない場面も。10:30三平下の尾瀬沼山荘前で早めの昼食。あとは三平峠、一ノ瀬と歩いて大清水に達するが、峠までの20分を上れば後はずっと下りだ。この区間、逆行すれば大清水から三平峠までの6キロ余り、標高差にして582Mを延々と登り続けなければならない、尾瀬に入る場合の難ルートといえる。鳩待峠〜山ノ鼻が標高差191Mであるのと比較すれば分かり易い。しかし、よちよち歩きの幼児連れの家族とすれ違い、驚いた。12:30大清水着。当初、14時か15時の沼田行きの関越バスに乗車する計画だったので随分早いが、これは雲行きが怪しくなって来たため、途中休憩も取らず歩き続けたから。大清水の直前、雨粒が垂れ始めたが何とか間に合った。この時間から登り始める単独行の女性など見かけるが、どういう旅程なのだろう。12:55上毛高原行きの路線バスに乗車。沼田で14:57発高崎行き上越線普通列車に連絡、さらに高崎線・埼京線と乗り継いで17:51新宿着。尾瀬日帰りの旅程としては、異例に早い帰還であった(笑)。


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