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 E-30発売記念として開催のオリンパスPhoto Festaに出掛けてみた。会場はベルサール六本木。六本木ヒルズと首都高を挟んで反対側に位置する。今回はE-30のプレゼンとAdobe Photoshop CS4の紹介を兼ねたセミナーを受講した。正直、オリンパスのフェアだから出動したものの、E-30に対する思い入れはさほどのものではなかった。既にE-3もE-420もあるし、さらにE-510まで機材に加えてしまっている。E-30はそれらの間を埋める機種だからだ。気合いを込めて撮るなら当然E-3を持ち出すし、手軽さを求めるならE3桁機の出番となる。E-30の立ち位置はどうも中途半端に思われた。しかし実際に手に取ってあれこれ触った後の感想は違った。まず言えるのは、非常にバランスがいいボディということだ。E-3に望遠をつけた時の重量感と比べると、かなりの解放感がある。それでいてファインダーもE-3に迫るものだし、11点クロスセンサーも秒間5コマの連写能力もある。最新機種だけあって、ライブビュー時のコントラストAF対応はE-3をも凌ぐものだ。
 E-30で注目するのは、新設のアートフィルターだ。これは見たものの「忠実な再現」だけが写真に求められるのではなく、「自分というフィルターを通してどう表現するか」が重要という視点から導入されたものだ。ライトトーン、ポップアート、デイドリーム、ラフモノクローム、トイフォト、ファンタジックフォーカスの6種がある。例えばトイフォトの場合、周辺光量を落としたトイカメラのような作風が得られる。ポップアートは彩度を極端に上げたvividな絵となる。これらはPhotoshopで加工出来ないような絵柄ではないが、カメラの中で自動化されることに意味がある。E-30を持てば誰もがクリエイターになれるかのようだ。「何をどう撮るのか」を作者(とあえて言おう)に問いかけてくるカメラのように思われる。表現力を強化するためにマルチアスペクト(16:9や6:6など)がサポートされた。さらにライブビュー時の多重露出も可能だ。あくまで芸術性を高めたカメラといえる。それが今後オリンパスの提案していく方向であるのかどうか。
(写真 E-30 ZUIKO DIGITAL 14-54 F2.8-3.5 Ⅱ)


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