房総半島の旅

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 連休後半の四日。房総半島の旅に出た。内房線は所用があってよく乗車するのだけれど、五井駅から出ている小湊鉄道に一度乗ってみたいと思っていた。とはいっても目的がないことには中々きっかけが摑めないものだ。今回、乗車に至ったのは「大多喜レンゲまつり」との関連で。レンゲまつりは29日に終了してしまったが、運が良ければまだ残っているかと思って。まあ、それが無くてもいすみ鉄道にも興味があった。お伴に持ち出したのは旅カメラE-420とOM-1。
 五井駅の小湊鉄道の切符売り場はホームの端っこにあって驚く位に質素だ。この辺からもう既にローカル線の匂いがぷんぷんと漂って来る。GWとあって鉄ちゃんもカメラを構えて撮影に余念がない。こちらもキハの車両を角度を変えて撮影。ホームの外れにひなげしが盛りと咲き誇っていたので構図に入れてみた。五井から上総牛久までは田園といっても普通の民家が沿線を占め、さほど目を惹くような風景でもない。若い女性が車掌をやっているのが珍しい。高滝を過ぎた辺りから車窓に映る緑が深まり、のどかといえる田園風景になって来た。沿線にはフォーカスする鉄ちゃんがちらほら散見される。ここらから月崎駅までは、中々いい感じの撮影ポイントがあるようだ。よほど時間があれば途中下車もアリかも知れない。しかし、効率よく撮るなら車かバイクは欠かせないかな。養老渓谷を過ぎ、終着駅の上総中野に到着。いすみ鉄道の線路が平行しており、小湊鉄道といすみ鉄道の車両をツーショットで狙える。それぞれの車両を撮りまくった。いすみ鉄道に乗車すると既に満員で席はない。ツアー客が大勢乗車しているらしい。通勤電車並みの混雑ぶりだ。DSLRを抱えたカメラマンも見かけた。東総元駅で下車するのは自分一人。ちょっと心細さに駆られる。駅はバス停に毛が生えた程度で屋根があるだけ。トイレもない。駅前には何もなく、JAのスタンドも休業中。唯一人の気配がする美容院で道を尋ねると「あれ〜、残念だけど蓮華は全部刈っちゃったよ〜」というつれない返事。もしかして刈り残しがあるかもという言葉を信じて行ってはみたが、なるほど殆ど水田に変わって田植えの準備に入っているという状況。見通しがちょっと甘かったか。それでも次の列車が来るまで1時間以上あるので、反対方向の列車を撮ってみようと撮影ポイントを探して歩き回っているうちに、有り難いことに一面残った蓮華畑を見つけた。それも線路際という具合の良さだ。ポイントはここと決めて下り列車を待つ。列車といっても「いすみ200型」というレールバスの形式だ。運賃も後乗り前払いというバスみたいなローカルぶりだ。E-420をメインに考えているが、OM-1にはワインダー2をつけて連写も可能な体制で臨む。列車の汽笛が聞こえた。現実問題として、シャッターチャンスはそう何度もあるわけもなく、E-420で撮り終えたらOM-1に持ち替える時間はなかった。まあ、「いすみ鉄道と蓮華畑」という構図で撮れただけでよしとする。粘り勝ちということか。大原行きの列車を待つ間、壁にぶら下がったノートを読んでいると「5月1日に親子3人で来たけれど、蓮華は全部刈られてしまって見られなかった。残念。」という記述を発見。複雑な思いに駆られた。帰りは大原駅から外房線に乗車、蘇我を目指した。


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