2009年2月アーカイブ

E-620 ハンズオン

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 発表されたばかりのE-620をいち早く体感できる『タッチ&トライセミナー」が神田小川町のオリンパスプラザ東京で開催されるというので駆けつけた。E-620はE-420の発展型という位置づけ。ボディ内手振れ補正と2軸可動式2.7型液晶モニターを搭載。さらにE-30に加えられた「アートフィルター」機能も追加された。マルチアスペクトに多重露出機能もだ。AFセンサーは3点から7点に測距点が増え、ツインクロスセンサーと一気に性能アップ。連写は秒4コマと進化した。うーむ、オリンパスとしてはかなり力が入った製品ではないか?E-30よりも自分的にはインパクトがある。触った感じも中々の仕上がりだ。「アートフィルター」などの新機能を除けば、一々の性能はE-3に敵わないのだが。しかし、E-420よりちょっと重い程度のボディに充実の機能を満載。小型機としても入門機としても最強の一台であることは間違いない。E-3のサブ機として使っても、サブ機というには勿体ないくらいの出来だ。これは売れるんではないだろうか。カメラボディを購入する積もりはさらさら無かったのだが、グラッと来てしまった。かなりヤバい感じだ。


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 3日目の朝。札幌全日空ホテルの25階にある日本料理店で朝食。札幌はこの日も雪模様。晴れていれば正面に手稲山を望んで一大パノラマなのだが。チェックアウトを済ませて札幌駅からJRで手稲駅を目指す。最終日はテイネハイランドでスキー三昧の予定。前日に札幌駅で「手ぶらスキップテイネ」のチケットを購入済み。駅前からJRバスで手稲山に向かう。札幌市内が雪だったので天気は諦めていたが、意外にも標高が上がってくると晴れ間が覗いてきた。スキーセンターで板とポールをレンタル。着替えを済ませてリフト券を受け取り、新設の「サミットエクスプレス」と名前がついた高速のクワッドリフトを経由して山頂に至る。手稲山頂からの眺めは最高!1200mのロングランが楽しめるシティビュークルーズ・コースからは、札幌市街と石狩湾が一望に。滑るのも嬉しいパウダー・スノーだが、写真を撮るのも結構忙しい。晴れてる間に青空バックの写真を撮っておきたい。シティビュークルーズを何本か滑って、山頂の「ホットカフェ1024」でココアを飲んでいると、あっという間に山はガスに包まれてしまった。視界がない中で札幌五輪で使われた女子大回転コースや男女回転コースのコブ斜面を滑るのはキツい。その後はガスが晴れたり、また白いヴェールに覆われたりの繰り返し。新雪のネイチャーゾーンは、スキー・コントロールに自信があれば絶対のお薦めコースだ。樹林の間を膝が埋まるほどの新雪を楽しめる。愉しい時間はあっという間に過ぎて、昼食も摂らない内に帰りの時間が来てしまう。手稲駅からは空港直行の快速エアポートに乗車。沿線は一面の雪景色。それでも雪まつりの前までは雪が少なくて関係者は焦っていたという。終わってから雪が降り、さらに直近の低気圧の通過でドカ雪が積もったということだ。新千歳空港では滑走路を眺めながら遅い昼食を。勿論、サッポロクラシックの生を頂きながら、駆け足で走り回った北海道に別れを告げた。


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 「急行はまなす」は北海道の鉄路をひた走っている。窓の外では、ぼうっとした雪の白さが暗闇と格闘している。早朝05:25に南千歳。新千歳空港の隣駅だ。当初の計画からは実に16時間遅れで到達。今頃は小樽運河沿いのホテルで熟睡中の筈だった。小樽天狗山スキー場で小樽市街の夜景を撮ろうなんて目論んでいたのだが。06:07に札幌着。ここで約2時間を潰さねばならない。ひどく寒い。さすが北海道だ。早すぎて飲食店もやっていないので、構内の待合所でストーブにあたりながら缶コーヒーで暖をとる。7時過ぎ、ミスドがオープン。「海老ワンタン麺」で朝食。8時が近づき、2番ホームへ上がる。「ニセコ・スキーエクスプレス」は既に停車中。「おおっ!」と内なる歓声を上げて早速撮影。キハ183系(5000番台)気動車は1988年製作というから既に20年選手だが、流線型のボディ・フォルムは古さを全く感じさせない。当時のデザインが如何に尖っていたかの証明だなあ。指定席の着席率は70%くらい。やがて列車は定刻通りホームを離れた。席は幸いにも進行方向右寄りの窓際。この位置からは札幌市街を離れたのち銭函あたりから石狩湾の冬の海を楽しむことが出来る。函館本線は余市、仁木と進んで「山区間」に入っていく。窓外は針葉樹が雪を冠って北欧のような景色。北海道ならではといえる。時折、雪の堆積を割って川の流れが現れ美しい曲線を描いている。09:41倶知安着。ニセコバスに乗換え、10時過ぎに「ニセコ・グランヒラフスキー場」に到着。ニセコで滑るのは何年ぶりなんだろう。懐かしいったらない。ここ数日の大荒れの天気で雪が大量に積もっていた。上の方はどこを滑ってもふかふかの新雪だ。圧雪もしていない。けれど喜んでばかりもいられない。1000メートル台地から上の視界は極端に悪く、吹雪まではいかないが雪も降っている。羊蹄山は全く見えないし、それどころかスキー場主峰のアンヌプリ山頂も拝むことは出来なかった。ひらふエリアのキング第4リフトが稼働していてくれたおかげで山頂下の新雪を滑ることは出来たが、視界が全く効かずホワイトアウトに近い。ゆっくりゆっくり降りて来るしかない。時折、強風が頬を打って立っていられないことも。スキーを楽しむだけなら下のベースの方に降りていった方がいいが。上の方は自然との闘いといった趣きだ。下手すると遭難ものだし。けれどどうしてもニセコビレッジ(旧東山スキー場)エリアに降りてみたい。視界はないし不安を抱えながら、手探り状態でどうにかビレッジのザ・ルックアウトカフェに到着。ホットチョコレートとマフィンで軽い昼食。東山のダウンヒルコースが好きで、昔を思い出しながら滑降。やがて正面にグリーンリーフホテル・ニセコビレッジ(旧ニセコ東山プリンスホテル本館)が現れた。ヒルトン・ニセコビレッジのゴンドラに乗るには左に曲がって行くのだが、ここを直行。グリーンリーフホテルのスキー場出口に立った。ここの露天風呂がいいのだ。日帰り入浴で500円を払って、多分一番風呂。他には誰もいない。雪見の露天風呂の絶景を堪能。「我ながら贅沢」とつぶやきが洩れた。
 札幌への帰路、小樽で途中下車。折角の機会だから小樽運河を撮影しておきたい。気温はマイナス2度くらい。雪は横なぐりに降っているし、スキーブーツなどが入った重い荷物を抱えて疲労もピーク。体も凍えているが、札幌で味わうべく我慢しているビールとジンギスカンを思ってエネルギーを振り絞った・・・。

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白い大地へ

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 21日から2泊3日の予定で北海道への旅行を計画していた。21日は都合で12時ジャストのANA63便に搭乗予定。十分間に合う時間に羽田に着いたのだが。新千歳空港は吹雪ということで出発時間がまず1時間遅れ。さらに予定時間が近づく度に再度の延期が繰り返され、3時過ぎに降機というアナウンスが。別の機に乗り換えて新千歳からの許可を待つというのだ。現地は大荒れで、前日も欠航が続出。この日も滑走路の除雪を鋭意行っているが間に合わないらしい。除雪した後からもう積もってしまうのだ。搭乗口附近でじりじりする思いで待機するも、結局欠航ということになってしまった。
 さて困ったな。もう散々待ちくたびれて、気落ちしてしまっているし。航空会社の対応は翌日の便に振り替えるか、キャンセルかということだ。ここで悩んでしまった。キャンセルといっても、代わりの人を頼んでやっと取った休みだし。三日間が空白になってしまう。翌朝一番の飛行機で飛んでもだめだ。それから残りの旅程を消化する、あるいは延長するのはキツい。北海道でのスキーが目的なのだが、一般のスキーツアーではない。札幌駅からニセコに向かう「ニセコ・スキーエクスプレス」という臨時列車に乗車するのも大きな要素なのだ。これをぜひ撮影したい。しかし、スキーシーズンに走るこの列車は22日が最終の設定。これを逃すと来季を待たねばならないのだ。その札幌発が8時05分。朝イチの飛行機でも間に合わない。JR北海道にはスキップという割引切符があって、これは往復のJR乗車券(指定席特急券)とスキーのリフト券がセットになっている。さらに手ぶらスキップならそれにスキー(ボード)のレンタルがついてくる。この「手ぶらスキップ・ニセコひらふ」というチケットを東京駅地下のJR北海道プラザで購入済みなのだ。これをキャンセルするならしなければならないが。実は事前に乗換え案内で航空機欠航の場合のシュミレーションをしてある。それによると、17:56発の東北新幹線「はやて29号」で八戸まで行き、「特急つがる29号」に乗り継げば22:18に青森に着く。そこで22:42発の「急行はまなす」に乗車すれば翌朝06:07に札幌駅に到着。念願の「ニセコ・エクスプレス」に乗車可能となるのだが。そこまでやるものかどうか。しかし、家にいてもやることもないし、無念の思いだけが募りそう。時間はたっぷりある。というわけで、荒天を突いて北海道強行上陸というミッションを決行。JRのみどりの窓口で申し込むも、この日は長野新幹線でも人身事故が発生。その余波で東北新幹線も遅れが出ているという。どこまでも破天荒な一日。ダイヤの乱れは収束しつつあるけれど、乗継ぎの保証はないそうだ。その場合、八戸泊まりとなるが。勿論、ニセコ・エクスプレスには間に合わない。かなり心が揺れたが、ここは賭けてみることにした。売店で鯵鯖寿司とスーパーDRYを買ってE2系のはやてに乗り込む。しばし微睡んで迎えた八戸は雪模様。心配していた乗り継ぎも、「つがる」が待っていてくれた。「つがる」は在来線の特急らしい特急。自由席に乗り込む。この乗車時間は60分しかない。青森駅はさすがに寒い。北の果てに来た思い。「急行はまなす」は特急ではないが寝台車を連結している。気動車はキハ56系。


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中古カメラ市探訪

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 銀座松屋で開催中の「第31回 世界の中古カメラ市」を訪れてみた。結構有名だが、これまでは何故か行く機会がなかった(松坂屋のは昨夏体験済み)。初日の朝10時から12時までが狙い目だというのだが。それに合わせて無理して出掛けてみたが、それほど出物が満載というわけでもなさそう。無論旧い、いわゆるクラシックカメラがメインであってLEICAとかあとはNikonの古い銀塩一眼レフとかはかなりの物量であった。これらをターゲットにしている人にとっては天国なのかも。オリンパス関連ではPenをかなり見かけたが、OMの古いパーツなどはあまり見かけなかった。マニュアルやストラップなどもなし。この点では松坂屋の方がましだった。期待していた35IVa用の革ケースなどもなし。OM-2やOM-4などの他OMズイコーレンズもあるにはあったが、獲物とするには足らず。OM-3 Tiなどもなかったし。仕方なくカメラバッグのコーナーでE-3に50-200を装着したまま収容できるTruly proのバッグを購入して撤退。


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曽我梅林

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 相模川橋梁で寝台特急富士を撮影したあとのこと。湘南方面に用事はないが、そのまま帰るのも何なのでついでに足を伸ばして富士山を望む梅里として有名な曽我梅林まで遠征することにした。東海道線を国府津で御殿場線に乗り継ぐのだが、最寄り駅の下曽我はPASMOやSuicaに対応していないとのことなので、一旦改札を出て切符を買って入構し直した。国府津駅は改札がホーム西端と遠いので随分歩かされる。乗り継ぎの時間がたっぷりあって助かった。というより、この時間帯列車は1時間に1本くらいしかない。この日は平日なのだが御殿場線はジジババで通勤電車のような混雑。ああ、みんな梅林を目指すのだなあ。ほどなく下曽我に到着。無論ローカル駅だ。一口に曽我梅林といっても中河原会場と原会場、それに別所会場と別れており、西の中河原と東の別所とでは一駅くらいは離れている。どちらに向かうか当惑するも、富士山に近い方が間違いないと見当をつけて中河原会場に向かった。午前中から気温が上昇しておりセーターを着込んで来たのが莫迦らしいほど。汗をかきかき歩く。途中の民家にラベンダーの花が咲いていたのには驚いてしまった。ピクニック感覚で歩いているうちに目的地に到着。梅林といってもちょっと地味かな。話を聞くと早咲きの梅が散って、遅咲きの分との端境期とのこと。それは残念。タイミングが悪かった。仕方ないので広角よりも望遠で狙うかと。あるいは標準で撮ってトリミングするか。この日は朝から曇っていたが、時間を追うごとに晴れ間が覗いて、しかもそれが富士山の方角であったので大いに救われた。
(写真 E-3 ZD ED 50-200mm F2.8-3.5, 14-42mm F3.5-4.6, 25mm F2.8+EC-14)


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特急富士と富士山

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 来る3月14日のダイヤ改正によって姿を消してしまう寝台特急富士(はやぶさ)。鉄ちゃんというわけではないが、鉄道を撮るのは結構好きだ。あさかぜの最終列車に立ち会って、東京駅のホームで立ち尽くしたこともある。先日、東京駅を発車するはやぶさを撮りに行ったのだが、先頭附近は進入禁止になっていてヘッドマークを撮影することが出来なかった。やはり在来線の特急の場合、ヘッドマークを撮らないことには格好がつかない。記念にもならない。とすると、あとはホーム進入時か走行中を狙うほかない。いろいろ検討しているうち、走行中なら富士山を背景に撮れないかと思いついた。Google Earthで東海道線を追うと、相模川鉄橋を渡る列車を南側から撮れれば富士山と絡みそうだと判断。その辺りにはマリーナの駐車場があるのだが。そこから撮れるかどうか。こればっかりは行ってみないと分からない。16日朝、平塚駅を目指して東海道線を下る。天気は生憎の曇り模様だが、大船を過ぎた辺りで富士山の姿を目にしてほっとした。ターゲットは8時35分熱海発、9時35分横浜着の予定。ダイヤグラムを組むには至らない(そこまでマニアではない)のでおおよその見当で9時くらいに相模川鉄橋上に至るだろうと読んで現地に向かう。土地鑑がないので線路沿いに茅ヶ崎に戻って行く。歩くと結構な距離だ。8時40分頃、相模川に到るも撮影場所を探して右往左往しているうちに時間を空費。南側の駐車場は案じた通り線路よりずっと低い場所にあって、列車を写角に納めるのは無理。線路に並走して北側には国道1号が走っている。最終的にその馬入橋上から列車を撮るしか無いと決断。あれこれ探し回っているうちにターゲットが来てしまう畏れもあり。肚を決めて橋上で待つ。富士山はどうにか見えているが、望遠では両者を画角に納めるのは無理。標準の14mmではどうにか入るが列車の姿が小さい。結局列車のみに集中することにした。振動が結構あるので三脚を立てるのはやめて手振れ補正と高速シャッターで対処。通過する普通列車でテストしたり、思いがけずやって来た寝台特急サンライズを撮影してみたり。9時10分を過ぎてやっと恋い焦がれた富士の姿が視界に。C-AFで親指フォーカスで連写。今回は入手したばかりの50-200のテストも兼ねて。寝台特急のテールマークが消えるまでシャッターを切って見送ったあとはしばし呆然。やがて正気に戻ると(今後のため?)橋の茅ヶ崎寄りの南側を調査。住宅地にある畑の辺りに高い脚立でも立てれば撮れなくはないが・・・。やがて決定的なポイントを見つけるも、果たしてもう一度撮影に来れるかどうか。休みの日でないと無理だし、うまく晴れてくれるかどうかも未知数。チャンスは多くはない。


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大放出会

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 ZD 50-200を購入した翌日の土曜日。やはりプロテクター用のフィルターを買っておこうと再びフジヤカメラを訪れた。ジャンク館に行くのだが、ついでに本店の棚の様子をチェックしてみてびっくり。いつもは狭いオリンパスのコーナーが2倍くらいに拡大され、ずらり並んでいるのがE-300やE-330、E-500にE-410といった旧機種。中でもE-500は何と2,100円!いやあ、旧機種とはいえびっくり価格だ。さらにE-410が5,000円台で。何れも付属品一切なし。但し購入者はE-410が9,000円で、その他は10,000円でバッテリーと充電器のセットが購入出来る。迷った末、E-500とE-330を購入。E-330は8,000円台で。2台で1万円ちょっと。バッテリーは予備が既にある。追加でE-410を買うかどうかで悩んだが、さすがに止めておいた。しかし、この値段なら一応押さえておいていらなくなればヤフオクに出すという手もあるが・・・。
 それにしてもE-300やE-330がずらり並んだ図は壮観。一体どんなわけか聞くと「オリからの放出」と耳打ちしてくれた。イメージングは赤字決算だからなあ(他メーカーも同様)。E-410が出て来た背景はPIEごろに予想されるE-420後継機発表とも関連があるのかどうか。


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ZD ED 50-200mm F2.8-3.5

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 自宅が中野に近いこともあって、フジヤカメラのHPをチェックするのが日課になってしまっている。マメに見るのが中古カメラとレンズのページ。そこで見つけたのがZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDが数本。安いもので4万円台から、高いもので8万円くらい。中でも5万円台後半でABランクというのに惹かれた。三脚座なし、フードなしというのだが、そういうのを実は待っていた。というのも三脚座は既に持っているからだ。そのわけはこの三脚座が8mm Fisheyeに使えるので、QTVRを撮るのに便利だから。わざわざパーツだけ購入したのだ。50-200は定評あるレンズでF値も明るくいいのだが、それなりの値段だ。70-300を購入したこともあって導入は見送りになっていた。しかしいずれ欲しいなと思っていた。自分的Eシステムの構築にあたって、次は50mm マクロの予定だったが・・・。しかし、5万円台でSWDが手に入るチャンスはもうないだろうというのでフジヤに走った。しかし、残念。超音波モーターのモデルは完売だ。残るのはふつうの50-200が数本。これだけの数が入るのは異例のこと。一体どんな事情だろうか。まあ、SWDでなくても名レンズであることに変わりはない。その中でもお得感の強い2万円台後半と3万円台前半のものを出して貰って検討。使用感は残るものの、要はちゃんと撮れればいいのだ。結局マウントの擦れがましな前者を購入。ついでにE-520用にED 14-42mmも4千円台で。標準は14-54mmがあるので買い控えていたのだが、手に取ると小さくて軽いし写りも悪くないレンズなので旅、特にスキーの時にいいかと。ああ、レンズ沼だなあ。もう、他のメーカーには走れないぞと。


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越後湯沢

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 今年も冬の上越の旅に出た。昨年と同様、GALA湯沢でのスキーが主たる目的。東京発のたにがわ75号に乗車。これは200系の車両。今年は自由席で行ったがほぼ満席に近い。上毛高原の手前で左手前方に浅間山が視界に入って来る。たなびいているのは噴煙なのか雲なのか。上毛高原を出ても雪が少なく、ちょっと気になる。越後湯沢着。去年は一面分厚く雪に覆われ、雪国という形容に相応しい情緒があったものだが。今年は本当に積雪が無い。
 スキー場は160cmの積雪があって、一応粉雪ということだが。確かにザラメ雪ではないが、最近は降雪がなかったのだろうか風に吹き飛ばされてアイスバーン状態の箇所が多い。エッジも効かない。天気自体は悪くなく、うす曇りで推移。時折日が射す程度。強風もなく寒くもない。スキーには絶好といえる。
 アフタースキーは越後湯沢ならではの愉しみが。まずは温泉。スキー場からシャトルバスに乗って越後湯沢西口に向かう途中で下車。「駒子の湯」に向かう。評判通り檜の湯船はゆったりと体を休められる。泉質も良い。入浴後、道路に出て駅に向かって歩く途中、またシャトルバスに拾ってもらう。越後湯沢駅には左党には堪えられない利き酒処「越の室」がある。ここで500円で5枚のコインを買うとずらりと並んだ銘酒の販売機にコインを投入、小さなぐい飲みで色んな酒を試せるのだ。今話題の「兼続」も頂いてみた。「久保田」もいいお酒だったし、有名な「越の寒梅」も初めて飲んでみた。全国の塩が取り揃えてあって、久米島や粟国の塩などをちょっと含んでみることも出来る。また越後の赤味噌や田舎味噌も供され、1本100円の胡瓜を買って味噌をつけて齧ることも出来るのだ。あんまり旨そうなのでこれをやってみた。さらに甘酒が無料で自由に飲めるし、いやあ温泉にも浸かったし、こんないい場所はないなぁと溜め息が出るのだった(アクセスがあまりにいいので湯沢にマンションなど買って週末に楽しむ人も多いそうだ)。同じ駅ビル内の「豊作」でコシヒカリを食した後、折よく発車が迫ったE1系Maxときに乗車して帰京。


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続・富士山を撮る

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 富士山を撮り始めてから関連の情報に注意するようになった。その中で真冬の風の強い、晴れ渡った日というのが撮影に向いていると知った。強風が雲をも吹き払ってしまうのだろうか。昨日の日曜日は、正に朝からそんな天気。先週行ったばかりなのに、どうしても雪を纏った富士を撮りたくなって、矢も盾もたまらず出掛けてしまった。自宅からだと都庁の展望台の方が近いので誘惑されてしまうが、やはり前回のリベンジという思いもあり、一応の決着をつけておきたいのだった。
 文京シビックセンターに着いて、エレベーターで上昇中もかなり不安。またまた春霞のようにもやっているのではないか?けれど、そんな気持ちは忽ち吹き飛んだ。窓際に寄らずとも白い冠雪に覆われた美しい山容が目を射て来る。おお、やった。シャッター・チャンス到来。慌ただしくバッグからカメラを出して構える。今回はE-3を持って来た。レンズは70-300と14-54だ。14-54mmにはEC-14を咬ませて距離をかせぐ。シャープなレンズだし、その表現力に賭けてみた。70-300にもテレコンを装着して撮ってみた。その場合はLightroom上で425mmという数字が示された。35mm換算で850mmという超望遠だから手振れ補正があってもどうかなと思う。三脚を使えないというのは苦しい。低振動モードでシャッターを押す動作の影響を最小限にとどめてみた。


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