2009年1月アーカイブ

富士山を撮る

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 文京区の病院にお見舞いに行った帰りのこと。滅多に足を伸ばさない方面なので、ついでに文京シビックセンターの展望台に上って富士山を撮ろうと思いついた。すっかり話し込んでしまったこともあり、夕日も撮り損ねた上に雲も出ていて大体富士なんて見えやしないのだった。仕方なく夜景を撮って帰ったのだけれど、富士を撮る思い断ち難く晴れ渡った日曜日、午後から再度出掛けてみた。この日は朝から雲一つない好天であったが、25階の展望台から眺めてみると地平線に近づくほど靄がかかっていて、富士山を眺めることは出来たものの山襞を現わすほどの写真は到底望めないのだった。何枚か新宿の高層ビル群と絡めた写真を撮って、一度下界に降りて小石川後楽園に寄ってみることにした。ここは初めてだし、ロケハンの意味も兼ねて。いずれ枝垂れ桜など撮ることもあるかも知れないし。ここで冬牡丹や梅園で早咲きの紅梅など撮って時間を潰す。浜離宮や神代植物公園などと比べるといかにもこじんまりとしている。夕方になって寒くなってきたので売店で甘酒など求めて啜った。シビックセンターに戻る。夕陽が傾いていい時間になってきたので、再び展望台に上って夕景を撮ろうという魂胆だ。着いてびっくり。カメラマンで大混雑。窓際にびっしりと100人はいるだろうか。それをかき分けて、場所をちょっと譲って貰って望遠レンズを向けた。4時過ぎから日没を待ちながら時折シャッターを切った。待っているとじりじりする程陽が落ちるのが遅い。長丁場だから周囲の人の話が聞くともなしに聞こえてくる。どんなに晴れても富士山が撮れるのは年に何度もないらしい。高度の低いあたりに雲がかかったらもう駄目だ。晴れて大気が澄んでいても、朝の早い時間でないと高精細な画像は撮れないようだ。中には毎日展望台に来ている人もいるとか。太陽が山肌に掛かる4時50分頃からはクライマックスとあって一斉にシャッターが切られる。ひとしきりその儀式が済むと今度は夜景を待って耐久戦となる。今度は新宿の夜景と富士という構図で、富士山を何度もおいしく頂こうという算段だ。結局2時間近く展望台で粘ってしまった。


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 銀座ニコンサロンで開催中の、海野和男さんの「蝶の道」が会期終了間近というので出掛けてみた。銀座に行くのならついでに日比谷公園に寄って、EC-14を70-300mmにつけてみた感触を摑んでおこうと思い、心字池に向かった。ここには何かしら野鳥がいるからだ。池に着いて直ぐに瑠璃色の小鳥が目に入った。カワセミだ!いるとは聞いていたが、こんな都心で遭遇するとは。都心といっても皇居の手つかずの自然がすぐ側にあるので餌とかには不自由しないらしい。カワセミを撮りたくて、野川に何度も通ったものだが何時も空振り。一度も見かけたことがない。だからカワセミを撮るのは初めての体験だ。興奮していたものだから絞り優先のまま。しかもISO100で固定していたものだから露出1/25秒位とシャッター速度が足りていない。しかし、どこかに飛んで行ってしまえばそれまでなので設定するより連写するのに夢中になってしまった。これは今後の反省点。しかし、翡翠とも清流の宝石とも形容されるカワセミを撮影できて嬉しかった。
 海野さんの写真展は素晴らしいものだった。あの蝶の飛翔を時間と共に切り取ったような写真は、ちょっと真似できないものだ。海野さんの人生を凝縮したような写真集も拝見。帰りに展示してあるD300やD700を弄ってみた。D3にD3Xもだ。いずれも機械としての出来の良さというか造りの良さに感心。いいカメラ達だ。


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EC-14

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 新年最初の買い物はEC-14 Teleconverterだ。前から欲しかったものでE-Systemを拡大してくれる。実はこれを買うか9-18mmを買うかでかなり悩んだ。広角で軽量、それでいて歪みが少ないというので大人気のレンズなのだ。軽量だからE-420やE-520に付けてどこにでも持ち運べる利点がある。樹氷など撮るならぴったりではないかと。一方、EC-14を8mm Fisheyeと組み合わせれば11mm相当の広角レンズとして使える。ただし、魚眼とテレコンを付ければずっしり重量感がある。海野さんの有名な蝶の飛翔するシーンでもこの組み合せが多い。50mmマクロに装着するとさらに近接できる。70-300mmとの組み合せでは35mm換算で840mmという超望遠として使える。鳥の撮影に最適。というわけで、システムを面白くしてくれる要素に負けて、EC-14に軍配を上げた。今ならオリンパスの同時購入キャンペーンでE-520の分と合わせて1万円のキャッシュバックがある。さらにE-510をFカメラに売却した時10%相当のキャッシュバック(何かを買う必要がある)を受けられるので、さらに1500円引きということに。
 ここ数日、朝の冷え込みがきつくて霜柱が立っていた。これの撮影に早速EC-14を活用してみた。使用レンズは25mm F2.8(35mm相当)と8mm F3.5だ。


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高校サッカー決勝

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 12日。国立競技場。ついに迎えた第87回高校サッカー選手権決勝の日。栄冠を摑むのは鹿児島城西か広島皆実か。キックオフは14時05分。その頃からほぼ満員のスタジアムに小雪が舞い、やがてみぞれ混じりの小雨が。寒い。雪の国立といえば東福岡対帝京の決勝戦以来か。まさか。試合は前半20分、大迫勇の大会新記録となるゴールで鹿児島城西が先制。しかし広島皆実は金島と谷本のゴールで引っくり返す。皆実は速いパス回しと組織的な攻撃でゲームを支配。巧いなあと驚きの声が漏れてくる。1回戦で帝京を破ったのもなるほどと思える。城西は後半、攻勢を強める。17分、FWの野村が大迫のクロスを押し込んで同点。点の取り合いで面白い決勝戦になった。しかし21分、広島皆実は右クロスに金島が合わせて城西のゴールネットを揺らす。これが決勝点になった。


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 第二試合は滝川二対鹿児島城西高校の対戦。城西のFW大迫勇が得点ランキングのトップをひた走り、記録をどこまで伸ばすかに注目が集まる一戦。キックオフするや、鹿児島城西の怒濤の攻撃が開始され、早々と得点。大迫は2点目の豪快なミドルシュートと3点目の鮮やかなループシュートを決め、才能が只ならぬものであることを証明。試合は結局6対2で鹿児島城西が勝利。準決勝で前橋育英との対戦が決定(土曜日)。堅守の前橋のゴールをこじ開けることが出来るか?面白いカードだ。写真は大迫の2点目のシーン。


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 謹賀新年。正月といえば高校サッカーだなあと思う。今年は東福岡が土壇場で出場を逃し、モチベーションが上がらなかったが、大会が始まるとやはり興奮するのだった。5日に三ツ沢で行われた準々決勝を観戦。第一試合、鹿島学園対大津高校は鹿島が先制するも大津がすぐに追いつき、1対1で迎えた後半は大津が圧倒的にゲームを支配していたがロスタイムにペナルティ・エリア附近で鹿島がFKを得る。この時何故か大津のキーパーが交代(情報ではPK戦を睨んでの投入だったらしい)。この選択が勝負のアヤになってしまった。鹿島のMF小谷が放ったFKはキーパーの手先をかすめてゴールに吸い込まれた。交代させられたキーパーは好セーブしていたし、試合勘もあったように思うので残念だ。大津の最後の反撃も空しく鹿島学園がベスト4に進出。


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