2007年11月アーカイブ

QTVR~東京天文台編

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 三鷹の国立天文台を訪れた大きな目的のひとつは、第一赤道儀室と黄葉の銀杏をフレームに収めてQTVRを撮ること。機材はOLYMPUS E-1とZUIKO DIGITAL ED 8mm Fisheyeの組み合せ。Velbon Mountain Chaserの三脚にPHD-51Q雲台を使用。51Q雲台は3個の水準器と回転軸に目盛りがついていて便利です。パノラマ雲台でなくても、何とか実用範囲かと。ZUIKO DIGITAL ED 90-200mmの三脚座を8mm Fisheyeに転用、斜めに傾けて固定、水平方向6枚天頂方向前後2枚、下方約60°で前後2枚を撮影。ADOBE LIGHTROOMでRAW現像、出力。Photoshop CS3で三脚が写り込んだ画像をレタッチ。PTGuiに読み込んでパノラマ写真を作成。QTVR ConverterでCubic VRに変換しています。三脚座を使わなくても、縦位置撮影用のL字ブラケットを利用すれば勿論可能です(こちらの方が正統でしょう)。


E-3で紅葉を撮る

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 この季節の被写体といえば、紅葉がその代表。山では盛りを過ぎているようだけれど、都心の公園などではまだ色づき始めといったところ。今年は紅葉が遅い。情報を探ってもそうだ。神代植物公園のかえで園を考えていたが、26日の時点では見頃になっていなかった(ここは例年早いのだが)。それで取りあえず神代植物公園にも近い、国立天文台(三鷹キャンパス)の紅葉を撮影することにした。ここは知られざる紅葉のスポットで、見学も場所は制限されるが許可されている。構内の第一赤道儀室の近くにある銀杏が見事で、1921年建設の古色蒼然としたドームとの対比が何ともいえない風情がある。しかし、銀杏の黄葉は個体差が大きく、タイミングを摑むのが難しい。この日も問題の木はちょうど盛りを迎えていたが、近隣の東八道路沿いの銀杏並木は全く色づいてもいなかった。遠く離れた所に住んでいると、ちょっと見て来るというわけにもいかず、ヤマ勘で勝負するしかない。去年はそれで外した。深大寺の紅葉は楓・銀杏ともジャスト・タイミングといえたが、天文台はとうに終わっていたのだ。今年は銀杏はよかったが、楓はいま一つ早かった。まあ、銀杏に埋もれた天文台というのもいいものだ。
 第一赤道儀室の主はカール・ツァイス製の口径20cm屈折望遠鏡で、その来歴には興味深い逸話もあるようだ。また、赤道儀の追尾装置はおもりを動力源とした「重錐式時計駆動」という珍しい物で、これだけでも一見の価値がある(2006年のオープン・キャンパスで実際に動作するのを見学)。興味ある方はこちらもどうぞ。外での撮影を終え、ドームの中に入ってみるとすでに薄暗く、フラッシュを焚かずに撮影は出来ない雰囲気。しかし、今回はE-3という武器がある。ISO200に感度を上げ、手ぶれ補正に賭けてみると・・・何と撮れた!しかも1/2秒というものだ(換算28mm f2.8)。これは凄いんではないかい?等倍で見ても、ぶれは殆ど分からない。赤経軸のホイール・ギアの一枚一枚まで確認出来るレベルだ。


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E-3 AF(流し撮り)

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 E-3のAFに関して。今回は動体捕捉の状況をチェックすることに。具体的には車、バイクを流し撮りしてAFの追随と、同時に手ぶれ補正の効き具合を見てみる。レンズは14-54mm。C-AFモード。シャッター優先1/125秒。最初の一枚はISO400で、残りはISO800。これは時間帯が夕方にかかって光量不足と思われたため。したがって、若干のノイズが乗っています。改めて昼間とかにISO100での画質を検証してみようと思います。E-3の手ぶれ補正は通常の「I.S 1」の他、横方向流し撮りのための「I.S 2」が設定されています。これは縦方向にのみ、手ぶれ補正を限定するものです。2〜4枚目は連写モードで撮影。AFはさすがの出来映えといえるかと。これなら外しっこないと、安心感が得られます・・。


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E-3 First Shot

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 今日は朝から雲ひとつない快晴。これってオリンパス・ブルーの再現度を検証するには最適なのでは。というわけで、庭のハナミズキを青空をバックに撮影。直ぐに気付いたのがAFの速さ。これはピッと一瞬でフォーカスが来ます。レンズは14-54mm f2.8-3.5をつけているのですが、非常に速い。12-60mmとの組み合わせで世界最高速を謳っているわけですが、これなら14-54で充分だなと。14-54も名玉といわれているわけだし。
 青空と一口にいっても、季節とか自然環境によって蒼の深さが違います。今日の空はおそろしく蒼いというのでもなかった。それで作例にあげてあるのは見たまんまという感じです。いわゆるオリンパス・ブルーというのとは違うだろうと。それでも空の蒼さをあるがままに切り取ったというイメージ。As it is.「仕上がり」設定は海野さんのアドバイスに従ってVIVIDで。
 ライブビュー機能も使ってみました。これはやはり便利ですね。ロー・ポジションでも無理なくフォーカス出来ます。適当な被写体がなく、苔むした縁石を撮っただけですが、昆虫などとの出合いがあれば最強の機能かと。


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E-3 Coming!

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 先程、中野のFカメラから戻って来ました。目的はいわずと知れたことで。予約していたE-3を引き取ってきたわけです。ついにやっちゃったかと。散財は避けたいと思っていたけれど。E-1後継機がやっと登場した上に、瞠目するばかりの性能アップとあっては、その誘惑に打ち克つことは出来なかった・・・。
 カメラ店の店頭も、この日ばかりはオリンパス一色というか祝賀ムード。機材が積み上げられ、真新しいポスターも貼られて。そういえば、TVCMも始まりました。あれは岩合さんでしょうか。「諦める必要はない。ぶれない・・・。もう、撮れない世界はない」ですか。うーむ。基本的にはオリンパスのHPにあるE-3のPromotin Videoと同様です。ところで画像は?実は充電に時間が掛かっていて、まだE-3で撮影はしていません。とりあえずE-1で撮ったその勇姿を。


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Flashバナーを貼る

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 母校の高校サッカー選手権出場を記念して、Flashバナーを作ってみました。出来はイマイチとは思いますが、まあSampleということで。このブログはStyleCatcherプラグインを適用しています。バナー・ヘッダーはcssで記述していますが、Flashを読み込むのに一苦労。あれこれ試行錯誤するものの上手くいかないので、仕方なくMain Pageのテンプレートから<$MTInclude module="Banner"$>を削除。JavaScriptで直接読み込んでいます。本当はBannerモジュールを読み込んだ方が楽なのですが。これはまた暇を見て調整しようと考えています。ところで、いよいよ明日はOLYMPUS E-3発売日です。さて・・・。

 iPod touchの画面情報をWebにアップするにはScreenShotが不可欠。けれどこれまでは面倒で、そのTipsを紹介するだけでエントリーが幾つか書けるくらいだった。いろいろ試行錯誤した結果、Erica's Utilitiesをインストールした上で、母艦のMacのTerminalを起動、sshでtouchにログインしてファイルをやり取りするというのが辿り着いた解決法だった。前回のエントリーは、そのようにしてスクリーンショットの画像を得たものだ。無論、Jailbreak済みであるのが前提条件だ。
 今日、Installerのソースを確認していると,新しいパッケージがアップされているのに気づいた。その名もずばり"ScreenShot"だ。早速インストール。ScreenShot Control画面でSettingsのEnabledバーをスライドすると、touchのホーム画面に"Snap"と"View"の2つのフローティング・ボタンが現れる。Safariなど、撮りたい画面に移動して"Snap"ボタンをクリックするとScreenShotが/tempに保存される。"View"ボタンをクリックすると撮影した画像を確認できる。その画像を取得するにはMacからsshでアクセスしてもいいわけだが、もっと簡単なのは"Preview"をインストールしてprivate/var/tempを開くと保存した画像を見ることができる。そこでxxxxx.pngファイルを選択して、画面下のSend-E-MailボタンをクリックするとMailが起動してxxxxx.pngを添付ファイルにして宛先をキー入力するだけになっている。そこで自分のアドレス宛にメールを送ればすぐにScreenShot画像を入手できるわけだ。何て便利なんでしょう!
 このように、touchを巡る環境は日々進化している。もう、touchは単なるIPodではない。明らかにOS X(UNIX)が動作するMobile PCということができる。というか、もう大変なおもちゃだと思うのですが・・・弄り始めたら果てがないという。


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i.asahi.com

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 朝日新聞社が携帯情報端末向けにニュースを無料配信するサービスを開始した。無線LANやPHSでの利用を想定。iPod touchなどで利用できる。
[i.asahi.com]
 早速アクセスしてみた。通常のWebサイトにtouchでアクセスすると小さく表示される欠点があるが、専用サイトだけに画面情報を絞ったレイアウトで読み易い。見出しと主要な記事だけの表示だが、リンク先を辿っていけば求める情報を得ることができる。画像やグラフも、小さい画面にフィットする工夫がある。今後はPDA向けにサイトを構築するのが常識になるだろう。サイト側でアクセスしてきた機種を判別、PCなら通常のサイト、PDAなら専用サイトに振り向けることになる。


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祝・選手権出場!

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 第86回全国サッカー選手権福岡大会決勝は11日、博多の森球技場で行われ東福岡高校が2-1で筑陽学園をを下し、13回目の全国大会への切符を手にした。やったぞ!おめでとう。嬉しいです・・。昨年は決勝で九州国際大付に敗れ涙を呑みました。高校三冠を手にした頃は無敵の強さを誇っていましたが、最近は他校も力を付けてきて地方大会を勝ち抜くのも簡単なことではありません。全国大会でも昨年は盛岡商が優勝したようにレベルが平均化。というより九州が地盤沈下といったほうがいいのか。名門の長崎・国見高校も地方大会で敗退、22回連続出場はなりませんでした。地殻変動の波は確実にやって来ているようです。国立のピッチを、また赤い彗星が駆け回る日を夢想するのみ・・・。
 写真は第84回大会で遠野高校と対戦する東福岡(さいたまスタジアム2002)。

☆ 
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Mac OS X Leopard

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 新登場のMac OS X Leopard をインストールしてみた。300もの新機能が搭載されているというのだが、最も期待するのはTime Machineだ。OSを丸ごとバックアップするのみならず、過去に遡って復元する機能があるのだ。ファイルを捨ててしまって、後で必要になり後悔という場面でも大丈夫だ。これは心強い。Photoshopでヒストリーという機能があるけれど、これが搭載される前と後とでは作業効率が全然違う。一々行程ごとにファイルを保存し直す手間といったら大変なものだった。
 Time Machineを使うには外付けのハードディスクが必要だ。というわけでLacieのd2 Quadra 500GBを導入。LacieにしたのはiMacの外付け光学ドライブとしてd2 DVD±RW Driveを使っているから。このシリーズは共通のデザインで、積み重ねて利用できるのだ。ディスク・ユーティリティでパーティションを切って、iMacとMacBook Pro用にそれぞれバックアップ・ディスクとした。
 Leopardの新機能だが、新しいファイル・システムとしてDockからグリッドで一覧表示できるのは便利だ。カバー・フロー表示はiTunesでもお馴染みの機能。受信メールのアドレスをクリックして、アドレスブックにそのまま登録できるなど痒い箇所に手が届いた配慮もなされている。また、特筆すべきはSafariの読み込みの速さだ。Firefoxのウン倍という話もあるほど。その他の機能についてはまだ調べ切れていない。
残念なのはParallels Desktop for Mac 2.5が起動はするのだが、Windowsの画面上でマウス・ポインターが作動しないバグがあることだ。これは誤算だった。3.0にアップグレードしてさらにアップデーターをかければ解決するというのだが。また追加投資かと。いまさらTigerに戻るわけにもいかないし。(この件、解決。Parallelsの英語版を使っているのだけれど、ActionsからResetを選択することでシステムをリフレッシュ。マウスも動作するようになりました)ところで、LeopardからついにiMac G3がサポートを外れてしまった。最低スペックがG4 867GHz以上というから、Cubeあたりでもインストールできないわけだ。iMac自体、いまやTime Machineの彼方ということか?


東京タワー

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 六本木ヒルズから眺めると、東京タワーがこんなに良く見えるとは知らなかった。森タワー2Fのhill's caféあたりからでも展望できる。「E-3体感フェア」で六本木の街を歩きながら、もう何年も前にさる財団の六本木事務所詰めをしていた頃を回想した。ミッドタウンのあたりは旧防衛庁の敷地で正門には自衛隊員が立哨していた頃の話だ。そういえば外苑東通りを六本木交差点から狸穴を抜け、一乗寺あたりの左カーブを下ってゆくと、東京タワーが視界に飛び込んで来る、その風景が好きだったなあと思い出した。
 E-3関連で動画で紹介しているサイトがあったのでご参考まで。


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 モデル撮影コーナーの隣は「ライブビュー&マクロ体験コーナー」だ。E-3に50mm F2マクロの組み合わせで花を撮影する。E-3はE-330のフルタイム・ライブビューは搭載していない。ライブビュー時のAFロックはAFLボタンに割り当てられている。動作のタイムラグは慣れで解消するのだろうか。2軸可動式の液晶モニターは便利だ。地上すれすれでのフレーミングが可能になると思う。
 その隣は鉄道模型のジオラマが設えられ、走行してくる電車を狙って撮影。E-3と12-60mm F2.8-4.0との組み合わせで「世界最高速」を謳うAFと秒間5コマの連写機能を体験する。実際、撮ってみたわけだが電車をコンティニュアスAFモードで追尾するのはある意味簡単なわけで、サッカーなどの試合をフレーミングしながら写野内で予想外の動きにどう追随するのかを見てみないと何ともいえない。
 E-3のウリの一つが「ワイヤレスRCフラッシュシステム」だ。新しい機能はE-3の内蔵フラッシュにコマンダーの役割が与えられ、外部コマンダーを不要にするものだ。マニュアルの設定も可能で、カメラマンの間で評判の機能だ。会場には商品撮影を模したコーナーが設営され、上と左右からの3灯をシンクロさせて試すことが出来た。レンズは50mm F2マクロ。
 縦位置グリップを装着したモデルを試したり、あれこれ弄っていると昆虫写真家・海野和男氏のセミナーの時間が来た。今回、事前にセミナー開催の予告があってこれに応募したものの、抽選の結果あえなく落選。しかし、会場に来てみるとセミナー会場はタッチ&トライのコーナーと隣接していて、そのまま聴講できるのだった。当選者には椅子席が用意されているだけだ。そして最も関心があったのが海野氏の昆虫撮影秘話だった。海野氏の話は実に面白かった。マレーシアでの蝶を追った話は氏のHPでも公開されている。オリンパスのレンズについても体験からくる分析が聞けた。8mm FisheyeとX1.4テレコンバーターとの組み合わせがいいという。11mm広角として使うことができる。1ミリ、2ミリの差が広角では大きい。8mmは実にいいレンズだとのこと。全域で解像する。新しい12-60mm F2.8-4.0はこれ一本でオールマイティ。全てに使える。世界最高速のAFを体感するならこれっきゃない。テレマクロでも寄れる。大判で撮ったような風景写真にもいい。それだけの描写力があり、手ぶれ補正が凄く効くので天気が悪くても気にならない。靄が山肌を覆ったようなシーンも撮れる。また、E-3はE-410、E-510で失ったE-1のオリンパスブルーを再現できているというコメントがあった。ビビッドで設定するといいとのこと。
(サムネイルをクリックすると、ピクセル等倍の約1/2の画素数の画像が開きます。デスクトップにDLしてPhotoshopなどで開けばExif情報を得られます・・・。)


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「オリンパスE-3体感フェア」が六本木のhills caféで開催された。一般ユーザーにとっては神田小川町での展示を除けばE-3に触れる初めての機会とあって、何はともあれ出掛けてみた。現地には午後3時過ぎに到着。休日とあって、結構な人出であった。会場には行列ができており、入場には15分くらい掛かった。会場奥ではセミナーの講演中で人垣もできていたが、並んでいる時から注目を集めていた「モデル撮影体験コーナー」に向かった。時間が経つと最も順番が来ないと睨んだからだ。今回は持参のメディアを実機に入れての撮影が認められている。いきなりの撮影でかなり戸惑ってしまったが、とりあえず設定もあまり弄らずに連写モードで撮影したデータを載せることにした。E-1の660gに対し、E-3は810gという情報を得ていたので覚悟して臨んだが、思ったほどには重さは感じなかった。噂のAFもファースト・インプレッションとしてはまずまずではないかと感じた。

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iJailBreak

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 touchの世界ではJailbreakが名前通りにブレーク中。touchがiPhoneもどきに使えてしまう(通話は無理だが)のだから、こんなに耳寄りな話はない。touchをハックするにはTiff脆弱性を突いて関門を突破する方法が広まった。具体的にはhttp://jailbreak.toc2rta.comにtouchのSafariでアクセス、Safariをクラッシュさせてから母艦であるMac/PCからターミナルなどでコマンド操作という流れだ。Windowsではtouchfreeというアプリを使えば早い。Macの場合は海上忍さんらがターミナルからのアクセス方法を記事にしていたが、かなり敷居の高いものだった。そこへiJailBreakの登場だ。13才の少年が開発したというから驚きだが、iPHUCのダウンロードからSSHの導入まで一連の作業を自動化してしまう。ZDNetの記事を参考にJailbreakしてみた。アプリケーションを起動してからは実に簡単。何度かtouchの再起動を求められるままに果たすだけでいい。そして得られた画面。

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2019年10月

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